こんにちは、ほしよみです(*^^*)
今日は少し重めなタイトルかもしれませんね。
でも、必要な方がいらっしゃるのでしょう。
一般論と共に、時系列に状態を述べた上で、対応策を紹介します。
人は、常に自分はかくあるべき、もしくはかくある人間であるという、アイデンティティを持っています。
根底に持っています。生まれ持っての個性もあれば、後天的な要素からアイデンティティは出来上がっていきます。
成人に達した時、一般的にはだいたい出来上がっています。
ですが、それはあくまで出来上がったイコール形であります。
人は時に、形だけではどうする事も出来ない困難に直面します。
激しい感情と、言葉では表現出来ないほどの出来事など。
本人に因子がある場合、解離性障害などといった疾患に苛まれたりします。
※この疾患は、因子が無いと、なりたくてもなれない説が一般的に支持されています。
ですが、疾患とまではいかないケースも散見されます。
日常生活に不便を感じるほどではないものの、
また、コントロール可能であるものの、
己のアイデンティティが完全に分散してしまう状態です。
薬で治るものでも、カウンセリングで治るものでもない。
原因となった記憶も有しているので、通常の治療でどうこうなるものでもない、そんなどこまでも自分次第な状態。
もし、思い当たる方がいらっしゃるのなら、原因となった出来ごとに焦点を当ててみましょう。
ここで紹介する方法は、通院の必要はないまでも、という方限定のお話なので。
日常明らかな異変を感じている方は、ただちに医師の診断を受けるようおすすめします。
さて、自分次第な状態に直面している場合。
まずは言葉に出来なかった程の怒り憤り悲しみ悔しさ全てに焦点を当てて下さい。
そして、今現状で何が困難ですか、考えてみましょう。
日常生活において、不自由は無いかもしれません。
異変も見当たらないかもしれません。
しかし、困難な事はあるはずです。
不当な目に遭う事も、通常の方より異常に多いように思う時もあるかもしれませんね。
なぜか。
確かに何らかの不当な目に遭ったのならば、すぐに笑う事も、もしかしたら永遠に笑う事も難しいかもしれません。
しかしそれ以上に、
ご自身がご自身を受け入れ切れていないからこその現状でもあるのです。
その激しさを。
その情動を。
コントロール出来ているのは、あくまであなたの理性が頑張ってくれているからです。
いわば理性が過度に働いていて、心に蓋がされている状態です。
心に蓋がされていると、どういう事が起こるでしょう。
世の中は、鏡です。
ご自身が放ったものが返ってくる鏡の世界です。
鏡の世界の中で、分散したまま、心に蓋をしたままのご自身が放ったエネルギーは刃です。
アイデンティティが分散したままのご自身が放つエネルギーは、
愛でさえ刃なのです。
どれほど、分散したアイデンティティが感情的であったり、
どれほど愛を叫んだとしても、
根底部分の心は閉ざされています。
根底部分の感情さえ、せき止められている事もあります。意外なようですが。
自分がそれぞれ一部ずつだから、
相手の要素をも一部しか受け入れられない、認識出来ない事に繋がります。
そしてその認識は、通常より過剰な威力をもって相手に働きかけてしまいます。
自分にかかる制限を、相手にもかけてしまうのですね。
そうして相手の世界をも、切り裂いていくのです。
では、どうすれば良いのか。
飛び散ったアイデンティティを、かき集めなければなりません。
しかしながら、
受け入れられないからこそ、飛び散ったアイデンティティなのです。
ご自身がご自身のままでは許されなかったからこその現状ですよね。
まず、
飛び散ったアイデンティティは、
失った自分を求めて行動します。
飛び散ったアイデンティティ同士がどれほど拒絶を覚える程の違いがあっても。
必ず失ったお互いを求めます。磁力のように。
そうやって少しずつ、一つになろうとしていきます。
その工程が、アイデンティティの差が激しいほど困難なものとなるわけです。
また、日を追うごとに、それぞれのアイデンティティに世界が出来上がっていくので、それぞれに手放したくないものが増えていくのです。
だったら全部手放さなければ良いのです。
いつか手放す事になるかもしれない事も、いったん手放さないようにしてみるのです。
それからそれぞれの世界の中で、与えられる愛と与えられない愛を感じてみましょう。
それがご自身が放っているエネルギーの対価なのです。
全部が全部でないにせよ、たいていそんな風に巡り巡ってきているはずです。
そんな刃のような自分さえ、愛してくれる誰かがいたなら、
ご自身はその方の為に、何が出来るでしょうか。
その方々に、現実世界この世の中で、一番何を与えて差し上げたいですか。
もしくは、誰一人愛してくれていない事に気付いたとしたら、
そのように受け止められるなら、
自分位は自分を愛してあげても良いのではないでしょうか。
一人の人間として、真実無い機能は、誰かが補ってくれます。
適材適所で互いに補い合えば良いのです。
でも、一人の人間として、真実存在する機能を分散して働かせてしまう事は、
必ずや、相手を刃のように切り裂いてしまうのです。
力を入れれば入れる程に。頑張れば頑張る程に。
世界を切り裂いてしまうのです。
こうした場合、今ある全てのアイデンティティを総動員して、
少しずつ、全てを統合させて、世の中に具現化していく必要があります。
上述した理由から、
いずれかを選んで残そうとしたり、押し殺そうとしては、いけません。
殺生石のようであった頃の、ほしよみのようにはならないで下さい。
その為には、それぞれのアイデンティティが得意な部分を全て伸ばすのです。
そして弱い部分や悪い部分も全て受け入れるのです。
苦手な人や出来事にも、沸き起こる感情全てを受け入れるのです。
時にアイデンティティごとに同情したり、寄り添いあったりしてみるのです。
自分ではないと思える物事や結果の後始末も、アイデンティティ同士で背負ってみるのです。
そうしていくうちに恐らく、
自分が誰であろうと人間関係が、大幅に改善されている事に気付く時が来るはずです。
苦手な事が激減していく事を感じる瞬間も増えていくはずです。
今まで以上に自分を愛してくれる仲間にも出会えている事でしょう。
ご自身の周囲に愛が溢れてきた頃、
以前よりも、感じる愛に深みが出来ている事に安らぎを覚えて来るでしょう。
絶対的に信頼出来る自分軸が出来てきているかと思います。
少しずつ、安全な環境の中で、新たな自分が形成されていくのです。
そしてそれこそが、新しいアイデンティティなのです。
分散されてしまったアイデンティティが、
バランス良くまとめあげられたのではなく、完全に新しいアイデンティティなのです。
別物です。
同一人物でありながら、別人なのです。
ここまで来てやっと、
二度目の人生をどのように生きるのかは、自分次第です。
パートナーがいても、自由です。
いなくても、自由です。
後悔の無い人生を、日々丁寧に歩んでいけると良いですね。
では、以上ほしよみでした(*^^*)